序章:空を飛びたいっ!! 小学校低学年までの私は、自動車が好きで、道行く車の車種を全て覚えて いて、「あれはクラウン!、それは日野コンテッサ!」 という風に、近所の人 にも結構有名だったそうです。「将来は何になりたいの?」 と聞かれると、 「タクシーの運転手!」 と答えていたとか...。 そんな小僧が、小学4年生の社会見学で、大阪国際空港に行った時のこと。 目の前のジェット機は巨大で、圧倒的な存在感を持っていて、非常な衝撃を 受けてしまいました。それ以来、旅客機のプラモデルを作ったり、飛行機の TV番組に夢中になる日が続きました。 当然頭の中は、将来は旅客機のパイロットになりたいとの願望で埋めつく されていました。が、中学、高校と進学するうちに、常人と同じく、学業も駄目 だし視力も落ちたし、いつしか、職業パイロットの道は諦めてしまいました。 それでも、高校の頃はカメラ小僧で、727やDC-8など、旧世代の旅客機 の写真を撮りまくって、好きな飛行機に関わっていましたが、社会人=普通 のサラリーマンになって、飛行機とは縁が薄くなり、そのうち旧世代の旅客機 たちも引退して、カメラ小僧にも興味が無くなってしまいました。 その頃独身だった私は、お金にも少し余裕ができて、空が好きだ、どうしても 飛行機を操縦してみたいという欲望が頭をもたげ、1980年代の終り頃、ついに セスナの操縦の世界に足を踏み入れることになりました。 そして一応、今、自家用パイロットのライセンスを手にできた訳ですが、それ までには更に紆余曲折、苦労がありました。決して私など、歳は食っていても 大それたパイロットでもなく、ただの青二才ですが、プロのパイロットではなく、 とにかく飛行機(セスナのような)を操縦してみたいと願う方に、私の体験を 通じて、どうすればよいかを知っていただければ幸いです。
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